《これでいいのだ》
さて, コレを読まれる方の世代によっては, いささか「ピン」とこない【台詞】かも知れませんが
故赤塚富士夫さんの代表作にして名作?
「天才バカボン」にまつわる話題を雑感と交えながら一部披露したいと思います.
私が子供のころは, ただ単に面白おかしく観ていたこのギャグ漫画が, 実は赤塚さんの深い思いというか人生哲学, 悟りがふんだんに盛り込まれていた作品であることを知るにつれ, もっと氏について勉強してみたいと思いました.
代表的なその一端を記してみます.
「バカボンの由来諸説など」
実は「バカボン」は, バカでボンヤリの略語であるとか, 英語のバガボンド(放浪者)ではなく, お釈迦様の10ある別名の1つ「薄伽梵(バキャボン)」から命名されているそうです.
サンスクリット語では【仏様】(当の赤塚さんは由来を聞かれて奥ゆかしくもとぼけていましたが)
それから【レレレのおじさん】は掃除で悟りを開いたお釈迦様の弟子がモデルだそうです.
そしてなんと「タリラリラ〜ン」に至ってはチベット経典の真言らしいですし, バカボンのパパの子供【ハジメちゃん】は, 著名な仏教哲学者【中村 元】先生のお名前に由来するとか・・・
赤塚不二夫さんは, きちんとした【バカ】に自らがなることにより, 己の人生をもナンセンスなギャグと化してしまい, なんともハチャメチャな生涯を送った方ではありますが, 私は【ソレ】に見え隠れする【ダイジナナニカ】が気になって仕方がありません.
それは赤塚さんの数多ある名言・迷言の中に押し付けがましくなく散りばめられているように思います.