口腔顔面痛(Oro Facial Pain/OFP)
コ・ウ・ク・ウ・ ガ・ン・メ・ン・ツ・ウ(口腔顔面痛)ってなんのこと?
なんだか聞き慣れない病名ですよね!
大雑把に解説させていただきます.
口腔顔面痛とはどんな痛みのことですか?
歯痛, 歯肉痛を含めて舌, 口腔粘膜の痛みなど, 口の中のいろいろな痛み, 顎の痛み, 顔, 頭の痛みなどを全部まとめて口腔顔面痛と呼びます.
もう一つの意味として, そのような痛みの中でなかなか診断がつかず, 治らない痛みを指すこともあります.
口腔顔面痛のなかで最も頻度の高い痛みは, 非歯原性歯痛です.
歯に原因がないのに, いかにも歯が痛いように感じられることがあります.
そのような歯の痛みを非歯原性歯痛と呼びます.
非歯原性歯痛の原因は痛みを感じている歯には無く, 別な部分にあります.
痛いところに原因がないので, 正しく診断されないことがよくあります.
でも歯に痛みを感じるので, 歯の治療を受けていることが多いのですが, 残念ながら歯が原因ではないので普通の歯科治療しても治りません.
口腔顔面痛はその痛みが発生する仕組みにより
- 現場被害の痛(侵害受容性疼痛)
- ケーブル漏電の痛み(神経障害性疼痛, いわゆる神経痛)
- コンピュータの情報処理間違いの痛み (心理・社会的疼痛, 脳が作る痛み)
の3つに分類されます.
ヒトが感じる痛み(疼痛)は, 大きく分けて「体の痛み」と「脳の中で起こる痛み」の2種類の分けられます.
その前にカラダの神経と脳の神経の仕組みについて一緒に考えてみましょう.